■バイオフィルムの増殖
微生物は増殖しやすい環境を自ら作り出すため、膜を形成し外部から自身を守っています。この膜(バイオフィルム)は、数多くの細菌や微生物から成り立っています。 レジオネラ属菌もバイオフィルム中で増殖する事が知られており、増殖したレジオネラ属菌は少しずつ水中に放出される為に、冷却水や浴槽水などで薬品処理を行っても、充分な殺菌が成されない場合があります。従って、そのような水系には十分な対策を考慮する必要があります。
■未処理
1.配管内壁にイオン・可溶性タンパクが付着
細菌の場合は浮遊状態でも生存できますが、配管の表面で集落を形成して生存することが多いです。付着は静電的要素による可逆的な吸着に始まり、次いで細菌によってそれぞれ異なる固有の付着因子による非可逆的な状態へと移行します。
 
2.レジオネラ菌などの微生物が侵入・吸着
付着した細菌は、一般にスライムと呼ばれる膜を形成します。これは菌が細胞外に分泌した多糖体やタンパク質、あるいは核酸成分の混合体を指すことが多いです。菌は体外に膜成分を分泌しながら浮遊する他の菌類を取り込み、分裂をくり返し、小集落を形成して行きます。
 
  3.微生物は増殖し多糖類ポリマーを分泌。フィルム状の物質を形成。
小集落は、菌体が多糖体の層の中に埋め込まれた状態で形成されます。このような小集落は成長しながら合体していき、細菌にとっての生活域を形成していきます。このような生活域をバイオフィルムと総称しています。
  4.定期的にレジオネラ菌などが水中に飛び出す。バイオフィルムに塩素剤は効果なし。
成熟したバイオフィルム中の細菌菌体は安定しているため、その溶出量は僅かづつではありますが、水激や圧力の変動により古いバイオフィルムが分解して細菌が外に放出されますと、水中の浮遊細菌が急激に増殖し、水質汚濁を引き起こします。
■磁気処理
5.磁気処理効果により結合力が低下。
磁気処理の効果に拠って、管壁のゼータ電位が低下するために、バイオフィルムが剥離します。
 
6.剥がれたバイオフィルムが水流により流れ出す
付着同様、静電的要素による付着因子が可逆的な状態へと移行します。これは、再付着を防止する効果と同様です。
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